症例報告：首～腕～肘までのどうしようもない痛み

40代男性

【症状】
一カ月ほど前から首が痛くなり、次第に腕や肘まで鈍い痛みを感じる。
デスクワークでマウスを操作しているだけで耐え難く痛い。
長時間の運転でも痛くなる。
腕をだらーんと下ろしていても痛い

【施術】
まずは痛みの原因を探るために検査を行う。
・肩の可動域検査→可動域に特に問題は無い。
・首の可動域検査→左右の動きには問題は無い、上を向く可動域に大きな制限がある
・頸椎ヘルニア検査→頭を上から下方向に押す。痛みやしびれは無い

上記の検査から首に問題があるが、頸椎ヘルニアの可能性は低いと判断した。
痛みの発生している場所や、痛みの種類から神経痛の症状であると判断した。

触診をしてみても首の横側の筋肉に強い緊張がある。
首の筋肉が異常に凝り過ぎて神経の圧迫が起こっている。

首の筋肉を緩める特殊な調整を行い、胸椎の動きが悪くなっていると首の負担も増えるので、胸椎への調整も行った。

施術後は首が上に向きやすくなり、痛みも５０％程度まで軽減した。

【コメント】
この方は年末に仕事が忙しかったのに加え、能登半島地震の道路調査の仕事もされているとの事なのでとても忙しい状況であったと思います。
さらに布団の上でスマホを使うときの首の角度が著しく悪い事が判明しました。

日常的な負担が仕事の忙しさが加わり悪化したと考えられます。
一カ月程度症状をほったらかしてしまったことでさらに重症化しているので、スマホの姿勢と家でもできるストレッチをお伝えしました。
一週間後にもう一度施術を予定していますが次回の調整で完治してくれるのではないかと思います。

今回は原因となる行動が発覚しました。
しっかりと気を付けて頂きたいです。