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症例報告:背中から腕にかけての神経痛

2023.07.06

40代男性

 

【症状】

左肩甲骨内側あたりに耐え難い鈍痛を感じる。

左肩~肘にかけて耐え難い鈍痛を感じる。

特に座って前かがみの姿勢でパソコンなどをしていると顕著に症状があらわれる。

車の運転でもつらい。

 

【施術】

まず痛みの出現の仕方から考えると、首に問題がありそうと予想した。

実際に触診や可動域検査をしてみると、かなり首が動きが悪いことが分かる。

 

肩関節の可動域もかなり悪く制限がかかっていた。

首と肩甲骨をつなぐ筋肉、肩甲挙筋を特に重点的にアプローチして施術を行う。

 

肩関節の可動域の改善させるために、肩のインナーマッスルに重点的にアプローチを行う。

 

首から出た神経が筋肉の異常な緊張により圧迫を受けて症状が出ている

施術後、首及び肩関節の可動域は改善し、鈍痛もかなり軽減した。

 

 

【コメント】

この患者さんは、内装業を行っておりここ1カ月ほど、脚立に上り天井の作業をすることが多いとのことでした。

ずっと上を向きながら、腕を上げながらの作業で首や肩にかなりの負担が掛かっていたと考えられます。

 

今回は特に2か所での神経圧迫が起こっていて、首の所で「肩甲背神経」が圧迫され、肩の後ろ側で「橈骨神経」が圧迫を受けていました。

前かがみで首が前に出ている状況だと肩甲挙筋引っ張られてすぐ痛みが起こる状況です。

かなりつらい症状だと思いますが、原因が分かれば対処しやすいので、今後もメンテナンスを行い、痛みが出ないようにコントロールしていきます。

 

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