症例報告:右臀部の鈍痛
2023.06.19
40代 女性
【症状】
3日~4日前から右臀部がこっているような、張っているような不快な痛みがある。
歩くや立ち上がるなどの動作によって痛みが増える事はない。
しびれや足の痛みはない。
【施術】
触診を行うと明らかに右臀部の筋肉の緊張が強すぎる。
股関節の可動域を検査すると左右で差が大きい。(右股関節の動きが悪い)
臀部の筋肉でも深部にある梨状筋を緩めるための施術を行った。
股関節の可動域が改善し、とても楽になったと感じてもらえた。
*梨状筋はかなり奥深くにある
【コメント】
この患者さんは、仕事の関係で車の運転をされるが、1週間ほど前から運転の時間がかなり長くなっていました。
会社の車で運転するので、この方専用の車ではなくいろいろな人が運転するような状況だそうです。
そしてこの方は身長が170㎝以上あるので、他の同僚の方よりも身長が高いそうです(ほとんど女性の職場)
急いでいる時などは他の方が運転したシートポジションのまま「窮屈だな」と感じながら長時間の運転をしていまっていました。
自分の最適なシートポジションよりもハンドルに近い状態で運転すると、アクセル&ブレーキ操作の際に足首の動きが窮屈になり、結果足を持ち上げたり降ろしたりという動作をしてしまうことになります。
本来運転では使う事のないお尻の筋肉をアクセル&ブレーキ操作で使うことになりかなりの疲労が溜まってしまいます。
過剰な筋肉疲労からくる痛みだったので、今後運転のときは必ずシートポジションを最適な状態にして運転するようにアドバイスしました。
街中を見ていてもシートポジションが合っていない状態で運転している方をたくさん見かけます。
一度自分の運転が正しくできているか確認していただきたいです。